
Notionは「作る」より「減らす」が9割。
2026年1月13日 18:09
目次
- 1. 【設計の罠】データベースを「部署ごと」に作ってしまう
- 2. 【機能の罠】プロパティを増やしすぎて「入力」が止まる
- 3. 【権限の罠】「自由」がカオスを招く
- 4. 【運用の罠】「Notionを見ればいい」という動線がない
- まとめ:コンサルの仕事は「整理」ではなく「削ぎ落とし」
- いつでも相談してください!
「Excel管理はもう限界。Notionで情報を一元化しましょう!」
30人規模の組織でそう意気揚々と提案し、気合を入れて作り込んだワークスペース。しかし、数ヶ月後には「使いにくい」「結局どこにあるかわからない」と不満が噴出し、結局Excelに戻ってしまう……。
そんな悲劇を避けるために、コンサルタントが知っておくべき「Notion導入のつまずきポイント」と「処方箋」をまとめました。
結論から言えば、成功の鍵は「どれだけ多機能に作るか」ではなく「どれだけ入力を減らすか」にあります。
1. 【設計の罠】データベースを「部署ごと」に作ってしまう
Excelの癖で、部署ごとに「営業部管理表」「開発部タスク」とファイルを分ける感覚でDB(データベース)を作ってしまうのが最大のつまずきです。
- なぜダメか: 全社横断の進捗が見えず、情報の二重管理が発生します。
- 対処法: 「マスターDB原則」を徹底してください。
- タスクDBは全社で1つ。
- 議事録DBも全社で1つ。
- それを「部署別」「プロジェクト別」にフィルター(絞り込み)機能で出し分けるだけ。これが情報の断片化を防ぐ唯一の方法です。
2. 【機能の罠】プロパティを増やしすぎて「入力」が止まる
「後で分析に使うから」と、入力項目(プロパティ)を10個も20個も用意していませんか?
- なぜダメか: 現場は「入力が面倒」と感じた瞬間にNotionを開かなくなります。
- 対処法: 「入力項目は3つまで」の精神で。
- 本当に人間が入力すべき項目以外は、リレーションや関数(Formula)、ボタン機能を使って自動化します。
- 「現場の負担を減らすこと」を最優先に設計してください。
3. 【権限の罠】「自由」がカオスを招く
「みんなで作り上げる文化を」と、全員にフルアクセス権限を与えてしまうパターンです。
- なぜダメか: 30人もいると、善意で構造を変えてしまう人が現れます。結果、DBのリンクが切れ、構造が崩壊します。
- 対処法:「ガードレール」を引く。
- ワークスペース全体の構造をいじれるのは、コンサルと社内の推進リーダーのみ。
- 一般メンバーは「コンテンツ編集」権限に留め、決められたフォーマットの中で動いてもらうのが、組織として最も安全です。
4. 【運用の罠】「Notionを見ればいい」という動線がない
Notionを作っただけで、コミュニケーションがSlackやメールに散らばったままの状態です。
- なぜダメか: 「情報の正解」がどこにあるか分からず、検索する手間が増えます。
- 対処法:「全ての会話の着地点」をNotionにする。
- 「さっきの件、Notionに上げといて」と言い続ける。
- Slackの通知をNotionに集約する、あるいはNotionのURLをSlackに貼る習慣を徹底させます。
まとめ:コンサルの仕事は「整理」ではなく「削ぎ落とし」
30人規模の会社において、Notion導入は単なるツール変更ではなく「働き方のOS」の入れ替えです。
多機能なNotionだからこそ、コンサルタントは「何ができるか」を語るのではなく、「何をやらないか」を決める役割を担うべきです。
「作る」苦労よりも「減らす」勇気。 それこそが、現場に愛され、組織に定着するワークスペースを作る最短ルートになります。
いつでも相談してください!
あなたが現場で見つけた課題を、私たちがどう形にできるか、いつでも壁打ち相手になります。まずは一言、「こんな現場があるんだけど」と連絡をいただければ幸いです。
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