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「この手順ってどうなってましたっけ?」——新入社員、アルバイト、外部パートナーから同じ質問が繰り返されるたびに、誰かが時間を使って説明し直しています。1回の説明は15分でも、月に20回繰り返せば5時間が消えていく計算です。この「説明コスト」は、どんな企業でも静かに積み上がっています。
- 新入社員に同じ説明を何度も繰り返している
- マニュアルがあるのに誰も探し方が分からず口頭で聞いてくる
- 対応者によって説明の内容や品質がバラバラになっている
本記事では、Claude Projectsという機能を使って会社のマニュアル・FAQをClaudeに記憶させ、誰でも正確な情報を引き出せる仕組みを作る方法を紹介します。設定に技術的な知識は不要で、今日から試せる内容です。
Claude Projectsとは何か—「記憶付きのAI窓口」を作る機能
Claude Projectsは、Claude.aiに搭載されたプロジェクト管理機能です。プロジェクトという単位でドキュメントを事前登録しておくと、Claudeがその内容を踏まえた上で回答するようになります。「会社のマニュアルや規程を読み込んだClaudeと会話できる」というのが、最もシンプルな表現です。
| 比較項目 | Claude Projects | ChatGPT GPTs |
|---|---|---|
| 主な用途 | チームで同じ知識ベースを共有してAIと対話する | 個人が作成した機能を他のユーザーに配布する |
| 情報の登録 | PDF・テキスト・コピー貼り付けで自由に登録 | 指示文と外部APIの設定が中心 |
| チーム共有 | 招待メンバー全員が同じ知識ベースのClaudeと対話できる | GPTの共有は可能だが、知識ベースの共同管理は限定的 |
| 利用プラン | Pro以上・Team・Enterprise | ChatGPT Plus以上 |
Claude.aiのProプラン以上、またはTeam・Enterpriseプランで利用でき、登録したドキュメントはプロジェクトに参加したメンバー全員で共有できます。PDFでもテキストでも、コピーして貼り付けた文章でも登録可能です。
最初に登録すべき4つの情報
登録できる文書に制限はありませんが、「何から入れるか」を迷った場合は以下の4種類から始めるのが効果的です。
| 情報の種類 | 登録する内容の例 | 効果 |
|---|---|---|
| ① 会社概要 | ミッション・事業内容・主要クライアント | 新入社員や外部パートナーへのオンボーディングコストが減る |
| ② サービス説明 | 料金体系・機能一覧・競合との比較 | 担当者のスキルに依存しない均一な情報提供が可能になる |
| ③ 対応エリア・制約条件 | 対応可否の判断基準・例外ルール | 「たぶん大丈夫」という曖昧な回答がなくなる |
| ④ FAQ(過去の問い合わせ集) | 社内Slackやメールに蓄積されたQ&A | 「よく聞かれる質問」への対応が自動化される |
「よくある質問集をClaudeに学習させる」のに、特別な設定や技術は必要ありません。過去の問い合わせをコピーして貼り付ける作業だけで、繰り返しの説明業務を大幅に減らせます。
実際の使い方—登録から共有まで3ステップ
ステップ① Claude.aiでプロジェクトを作成する
Claude.aiにログインし、左のサイドバーから「新しいプロジェクト」を作成します。プロジェクト名は「社内FAQ」「営業資料」「新人向け」など、用途が分かる名前をつけておくと管理しやすくなります。
ステップ② ドキュメントをアップロードまたは貼り付ける
PDFファイルをアップロードするか、テキストをそのまま貼り付けます。フォーマットは問いません。WordファイルをコピーしてもExcelの内容をテキストに変換して貼り付けても、Claudeは内容を読み取ります。ただしプランによって登録できる文書量に上限があるため、優先度の高い情報から登録することをおすすめします。
ステップ③ チームメンバーを招待して共有する
プロジェクトの設定画面からメンバーを招待します。招待されたメンバーは同じドキュメントが登録されたClaudeと会話できるようになります。チーム全員が同じ知識ベースを持つAI窓口と対話できる——それがClaude Projectsを「単なるメモ帳」から「業務ツール」に変える点です。
指示文例:「新入社員から『有給申請はどうすれば申請できますか』と聞かれました。就業規則に基づいて、手順を教えてください。」
活用シーン3例
① 新入社員の独り立ちを2週間早める
「有給申請はどうすればいい?」
「〇〇クライアントの担当は誰?」
「この備品はどこに発注すれば?」
入社直後の疑問の大半は、マニュアルや社内Wikiに書いてあるにもかかわらず、探し方が分からずに口頭で聞いてしまうものです。Claude Projectsに社内情報を登録しておけば、新人が「Claudeに聞く」だけで大半の疑問を自己解決できるようになります。先輩社員が繰り返し説明する手間が減り、新人は自分のペースで情報を確認できます。
② 問い合わせ対応の品質を均一化する
電話・メール・チャットの対応担当が全員、同じFAQを即参照できる状態になります。「この人に聞けば正確だけど、あの人に聞くと曖昧な回答が返ってくる」という属人的な品質のばらつきが解消されます。特に対応者が複数いる受付業務・カスタマーサポートで効果を発揮します。
③ 業務マニュアルの「検索」が不要になる
「備品発注の手順を教えて」「経費精算のフローを確認したい」——マニュアルがあっても、探す手間が嫌で口頭で聞いてしまう場面は多いものです。「マニュアルを読む」から「Claudeに聞く」への移行が、情報アクセスの摩擦を大幅に下げます。
注意点—Claude Projectsの限界と向き合い方
登録できる文書量に上限がある
Proプランは登録できるドキュメントの容量が比較的小さく、大量の社内情報を全て登録することは難しい場合があります。社員10名以上でのチーム運用や、大量のマニュアルを扱う場合にはTeamプランが適しています。優先度の高い情報から登録し、使いながら整理していくのが現実的な進め方です。
情報が古くなると誤回答のリスクがある
登録した情報が更新されないまま時間が経つと、古い内容に基づいた回答をすることがあります。「プロジェクトの担当者が定期的に情報を更新する」というルールを最初に決めておくことが、精度を維持する上で重要です。四半期ごとに見直しのタイミングを設けるなど、更新の仕組みをセットで設計してください。
機密情報の取り扱いポリシーを確認する
社内の機密情報・個人情報をClaudeに登録する場合は、情報セキュリティポリシーと照らし合わせた上で進めてください。「クラウド上のAIに渡して問題ない情報かどうか」の確認を、設定の前に必ず行ってください。法人向けのTeam・Enterpriseプランでは、データがトレーニングに使われないことが保証されています。
まとめ—「説明するAI」から「答えるAI」へ
会社のマニュアルやFAQをClaudeに覚えさせることで、「何度も繰り返していた説明業務」が静かに自動化されます。技術的な設定は不要で、PDFを貼り付けるかテキストをコピーするだけで始められます。まず4種類(会社概要・サービス説明・対応条件・FAQ)の情報を入れるだけで、社内の情報アクセスが大きく変わります。
「全社展開」を最初から目指す必要はありません。一つの部門、一つの業務から試してみることが、定着への最短ルートです。月5時間が消えていた「同じ説明コスト」を、今月から取り戻すことができます。
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地道ラボでは、Claude Projectsを使った社内ナレッジの整理から、チームへの展開方法まで、LINEでご相談を受け付けています。「どの情報を最初に登録すべきか」「プランの選び方が分からない」という疑問を教えてもらえれば、自社の規模と業種に合わせた具体的な進め方をご提案します。申し込みはLINEで「Projects」「社内FAQ」「ナレッジ」などとメッセージを送るだけです。大げさなコンサルティングではなく、明日から試せる具体的な一歩をお伝えするのが私たちのスタイルです。「設定を一緒に確認してほしい」という段階から、気軽にご連絡ください。
次の一歩として、まずは「社内で一番繰り返されている質問」を一つ教えてください。その質問とその回答を、Claude Projectsで自動化する具体的な手順を提案します。


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