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「Claude CodeはVS Codeで使えると聞いたけど、CLIとDesktopとどれを選べばいいのかわからない」。そう悩んでいませんか。
2026年初頭、Anthropic公式のVS Code拡張機能がGA(一般提供)を達成し、エディタ内でClaude Codeが動く環境が正式に整いました。 CLIで使う方法、デスクトップアプリで使う方法、VS Code拡張機能で使う方法——三者の選択肢が揃ったことで、「自分にはどれが合うのか」という新たな迷いが生まれています。
この記事の結論を先にお伝えします。三者は競合ではなく、それぞれの強みを持ちます。正解は「VS Code拡張+統合ターミナル経由でCLIを併用」する両取りセットアップです。 本記事では、2026年4月時点の最新情報をもとに、3つの使い方の違いを比較表で整理し、5分で完結するインストール手順から業務シーン別のワークフロー、非エンジニアチームへの展開ガイドラインまでを一気に解説します。
1. 2026年に一般公開されたVS Code拡張で何が変わったか
Claude CodeのVS Code拡張機能は、当初はベータ版として提供されていました。2026年初頭にGA(General Availability)を達成したことで、エンタープライズ環境やチームでの本番利用が現実的な選択肢になっています(参照:Claude Code 公式ドキュメント・VS Code Marketplace – anthropic.claude-code)。
CLI体験のエディタ統合(@メンション、スラッシュコマンド対応)
VS Code拡張機能の最大の特徴は、CLIで使えるClaude Codeのコア機能がエディタの中に入ったことです。 開いているファイルをコンテキストとして自動認識し、チャットパネルから直接指示を出すことができます。
操作面でも、CLIに慣れたユーザーにとって使い勝手の良い機能が揃っています。
- @メンション:@ファイル名・@フォルダ名でコンテキストを明示的に追加
- スラッシュコマンド:/compactや/clearなどのCLIコマンドをチャットパネルから実行
- 統合ターミナル連携:VS Code内蔵ターミナルでclaudeコマンドを直接実行可能
国内でも導入事例が増えており、@IT(2026年2月)の解説記事では、実際の操作画面を交えた紹介がされています。
Pro/Max/Team/Enterpriseサブスクで利用可能
VS Code拡張機能は、AnthropicのProプラン以上で利用可能です(2026年4月時点)。Free(無料)プランでは利用できない点に注意が必要です。Team・Enterpriseプランでは、管理者によるポリシー設定や使用状況の可視化機能も提供されています。
| プラン | VS Code拡張 | 月額目安 |
|---|---|---|
| Free | 利用不可 | $0 |
| Pro | 利用可能 | $20〜 |
| Max | 利用可能 | $100〜 |
| Team | 利用可能 | $30/人〜 |
| Enterprise | 利用可能 | 要問合せ |
従量課金(pay-as-you-go)の選択肢
サブスクリプション契約に加え、API経由での従量課金(pay-as-you-go)も選択できます。 利用量が月ごとに大きく変動する場合や、プロジェクト単位でコストを管理したい場合に有効な選択肢です。APIキーをVS Code拡張機能の設定に入力するだけで切り替えられます。小規模プロジェクトの検証フェーズでは従量課金、本番運用移行後はTeamプランへ——といった段階的な使い方も現実的です。
2. CLI/Desktop/VS Code拡張 三者の機能差マップ
三者の違いを正確に理解することが、最適なセットアップ選択の第一歩です。Qiita の比較解説記事も参考になりますが、2026年4月以降の最新機能を加えた状態でまとめ直しました。
起動経路・コンテキスト保持・並列エージェント対応の違い
| 機能項目 | CLI(ターミナル) | Desktop(デスクトップアプリ) | VS Code拡張機能 |
|---|---|---|---|
| 起動経路 | ターミナルからclaudeコマンド | アプリアイコンから起動 | VS Code内チャットパネル |
| コンテキスト保持 | セッション中のみ(/compactで圧縮可) | プロジェクト単位で永続保持 | 開いているワークスペース自動認識 |
| 並列エージェント | tmux等で手動並列化 | サイドバーで複数セッション管理 | VS Codeタブ単位で並列化 |
| ファイル操作 | 全ファイル操作可(要権限設定) | GUIドラッグ&ドロップ対応 | ワークスペース内ファイルを直接編集 |
| スクリプト自動化 | シェルスクリプト・CI完全対応 | Routineで自動化(GUI操作) | VS Code Tasks連携 |
| インストール難度 | やや高(Node.js・npm必要) | 低(インストーラーで完結) | 低(Marketplace検索から1クリック) |
| 推奨ユーザー | エンジニア・自動化担当者 | 非エンジニア・PM・並列作業者 | VS Codeユーザー全般 |
Routine機能(2026/4追加)はDesktop主体で動く
2026年4月に追加されたRoutine(ルーティン)機能は、Desktop版を主軸に動作します。(参照:Anthropic redesigns Claude Code Desktop for parallel agents(2026年4月))
Routineとは、繰り返し実行したいタスクを定義して自動実行させる仕組みです。「毎朝9時に昨日のGitHubコミットをサマリーしてSlackに送る」「週次でフォルダ内のMarkdownをHTMLに変換する」といった定型作業をGUI操作で設定できます。
CLIやVS Code拡張機能では、Routineと同等の動作をシェルスクリプトやcronで再現することは可能ですが、GUIから直感的にスケジュール設定できるのはDesktop版のみです。 非エンジニアが自動化ワークフローを組む場合は、Desktop版の採用が現実的です。
3. 推奨セットアップ:「VS Code拡張+統合ターミナル経由でCLI」
三者を検討した結果、日常の開発・業務作業には「VS Code拡張をメインに、統合ターミナルでCLIを呼び出す構成」が最も費用対効果が高いセットアップです。VS Code上で作業を完結させながら、必要に応じてより高度なCLI操作を同じウィンドウ内で実行できます。
必要環境(VS Code 1.98以上、Anthropicアカウント)
インストール前に以下を確認してください。
- VS Code バージョン 1.98以上(2026年4月時点での推奨バージョン)
- Anthropicアカウント(Pro以上のプラン)
- Node.js 18以上(CLIも使う場合。VS Code拡張のみなら不要)
- インターネット接続(API通信に必要)
VS Codeのバージョンは、メニュー「Help」→「About」から確認できます。1.98未満の場合は公式サイトから最新版をダウンロードしてください。
5分でできるインストール手順(番号付きステップ+コードブロック)
【画像挿入:VS Code拡張インストール画面】
- VS Code拡張機能を開く
VS Codeを起動し、左サイドバーの拡張機能アイコン(四角が4つ並んだアイコン)をクリック、またはCtrl+Shift+X(Mac:Cmd+Shift+X)を押す。 - 「Claude Code」を検索してインストール
検索ボックスに「Claude Code」と入力。発行元が「Anthropic」の拡張機能(anthropic.claude-code)を選択し「Install」をクリック。 - Anthropicアカウントでサインイン
インストール完了後、VS Code右下に「Sign in to Claude」の通知が表示されます。クリックしてブラウザが開いたら、Anthropicアカウントでログインし、認証を完了させます。 - チャットパネルを開いて動作確認
左サイドバーにClaudeのアイコンが追加されています。クリックするとチャットパネルが開きます。以下のプロンプトで動作を確認します。このワークスペースにあるファイルを確認して、プロジェクトの概要を教えてください。 - (推奨)CLIもあわせてインストール
統合ターミナルからCLIも使いたい場合は、以下のコマンドを実行します。npm install -g @anthropic-ai/claude-codeインストール後、ターミナルで以下を実行してバージョンを確認します。claude --version
「すべてのプロファイルに拡張機能を適用」の落とし穴
VS Codeには「プロファイル」機能があり、プロジェクトごとに設定を切り替えられます。Claude Code拡張機能をインストールした直後は、インストール時に選択していたプロファイルにのみ適用された状態です。
注意:別のプロファイルに切り替えたときに「Claude Codeが消えた」と感じることがあります。これはアンインストールされたわけではなく、そのプロファイルには適用されていないためです。すべてのプロファイルで使いたい場合は、拡張機能の設定から「このプロファイルのみ」→「すべてのプロファイルに適用」を選択してください。逆に、開発用プロファイルにのみ適用しておきたい場合は、意図的にプロファイルを分けておくのも有効な運用です。
4. 業務シーン別おすすめワークフロー
三者のうち「どれをいつ使うか」を業務シーン別に整理します。ツールを使い分けることで、それぞれの強みを最大化できます。
レビュー&修正中心 → VS Code拡張
コードレビュー、ドキュメント修正、Markdownの書き直しなど、既存ファイルを確認しながら逐次修正する作業は、VS Code拡張機能が最も効率的です。 開いているファイルのコンテキストが自動で渡るため、ファイルパスを毎回指定する手間がありません。
代表的なプロンプト例:
# コードレビューの依頼現在開いている app.py のコードをレビューしてください。改善すべき点があれば具体的なコードで提示してください。# ドキュメントの修正README.md の「インストール方法」セクションをNode.js 18対応に更新してください。コマンド例も最新のものに書き換えてください。# テストコードの追加utils.py にある calculate_tax 関数のテストコードをpytest 形式で作成してください。エッジケースも含めてください。
自律エージェント/長時間タスク → Desktop(Routine)
「毎日決まった時間に実行したい」「複数ステップを人手なしで完結させたい」という自律エージェント型のタスクは、DesktopのRoutine機能が最適です。 2026年4月時点では、Routineの設定はDesktop版のGUIから行うのが最も確実です。
代表的なプロンプト例(Routine設定時のタスク定義):
# 毎朝の週次レポート自動生成(Routine設定例)毎週月曜日の朝9時に以下を実行してください:1. reports/ フォルダ内の先週分のログファイルを読み込む2. 主要指標(エラー件数・処理件数・処理時間)を集計する3. 前週比のコメントを加えてweekly_report_YYYY-MM-DD.md として保存する4. 異常値があれば冒頭に [要確認] と記載する
CI/自動化スクリプト → CLI
GitHub ActionsやJenkinsなどのCI/CDパイプライン、cronによる定期実行、シェルスクリプトへの組み込みには、CLIが唯一の選択肢です。 ヘッドレス環境(GUIなし)でも動作し、標準入出力を通じてパイプライン処理が可能です。
代表的なプロンプト例(CLIコマンド):
# ファイルを渡してCLIで処理(シェルスクリプト内での利用例)cat error_log.txt | claude "このエラーログを分析して、頻度の高いエラーTOP3と推定原因を箇条書きで出力してください"# GitHub Actions でのCLI利用例(.github/workflows/review.yml)- name: AI Code Review run: | claude --no-color "changed_files.txt を読み込んで、 セキュリティ上の問題がないか確認してください。 問題があれば severity: high/medium/low の形式で報告してください"
CLIはオプション引数で非対話モード(–no-interactive)や出力形式の指定(–output-format json)も可能なため、自動化パイプラインへの組み込みがスムーズです。
5. 非エンジニアチームに展開するときの社内ルール
VS Code拡張機能とClaude Codeをチームで使う場合、「便利なツールを自由に使う」だけでは運用が属人化します。最低限のルールをあらかじめ整備しておくことで、チームの生産性と安全性を両立できます。
Bypass permissionsの運用ガイドライン
【セキュリティ重要事項】Bypass permissions(権限バイパス)について
Claude CodeのCLIには、--bypass-permissions フラグが存在します。これは、ファイルの読み書き・コマンド実行などの操作確認プロンプトをスキップして自動実行させるオプションです。
非エンジニアチームでの利用は原則禁止を推奨します。 理由は以下の通りです:
- 誤ったプロンプトを渡した場合に、確認なしでファイルが削除・上書きされるリスクがある
- 意図しないシステムコマンドが実行される可能性がある
- 操作ログが残りにくく、インシデント発生時のトレースが困難になる
利用する場合は:テスト環境のみ・経験のあるエンジニアが実行・実行前にコードレビューを必須とする、の3条件を社内ルールとして明文化してください。
Skills共有でチーム標準化
Claude CodeのSkills(スキル)機能を使うと、チーム共通のプロンプトテンプレートを定義ファイル(SKILL.md)として管理し、全員が同じ品質のAI指示を再利用できます。
たとえば、営業チームが毎週作成する「商談レポートの要約」や、バックオフィスが処理する「請求書の確認項目チェック」といった繰り返し作業をSkillとして定義しておけば、担当者が変わっても品質が安定します。Skillsの詳細な活用方法については、地道ラボ「Claude Code Skills完全ガイド」を参照してください。
チームでのSkill共有手順:
- プロジェクトの
.claude/skills/フォルダにSKILL.mdファイルを作成する - Gitリポジトリにコミットしてチームで共有する
- 各メンバーはスラッシュコマンドでSkillを呼び出す(例:
/商談レポート要約)
# Skillファイルの基本構造例(.claude/skills/sales-report/SKILL.md)---name: 商談レポート要約trigger: 商談レポート要約, sales-reportdescription: 商談メモをA4半ページ以内の報告書形式に要約する---## 手順1. 入力テキストを読み込む2. 以下の項目を抽出して整理する:顧客名・商談日・主要課題・提案内容・次回アクション3. 200字以内のサマリーを冒頭に付ける4. Markdown形式で出力する
Hooks活用で属人化を排除
Claude CodeのHooks機能を使うと、「Claude Codeが特定の操作を行う前後に、自動でカスタムスクリプトを実行する」ルールを設定できます。 属人化しがちな確認作業や後処理を自動化することで、チーム全体の作業品質を均一に保てます。
代表的なHooks活用例:
- ファイル保存前の自動フォーマット:prettier・blackなどのフォーマッタを自動実行
- コミット前のリントチェック:ESLintやflake8でコード品質を自動検証
- 操作ログの自動記録:どの操作を実行したか、タイムスタンプ付きでログファイルに追記
Hooksの設定は .claude/settings.json に記述します。詳細な設定方法は、地道ラボ「Claude Code Hooks 入門」記事(地道ラボ Hooks記事参照)と地道ラボ「Claude Code MCP業務活用ガイド」をあわせてご覧ください。
# Hooks設定の基本例(.claude/settings.json){ "hooks": { "PreToolUse": [ { "matcher": "Write", "hooks": [ { "type": "command", "command": "echo '[LOG] ファイル書き込み実行: ' $(date) >> .claude/operation.log" } ] } ], "PostToolUse": [ { "matcher": "Bash", "hooks": [ { "type": "command", "command": "npm run lint --silent || true" } ] } ] }}
まとめ
Claude CodeのVS Code拡張機能がGA(一般提供)を達成し、CLI・Desktop・VS Code拡張の三者が揃った2026年は、チームの規模やスキルセットに合った形でClaude Codeを導入できる環境が整ったタイミングです。
本記事の要点を整理します。
- VS Code拡張機能は、エディタ作業中のレビュー・修正・生成に最適。@メンションとスラッシュコマンドでCLI体験をエディタ内で実現できる
- Desktop版は、Routine機能による自動化とGUIでの並列セッション管理が強み。非エンジニアが自律タスクを組むときの第一選択
- CLIは、CI/CDパイプラインやシェルスクリプトへの組み込みに唯一対応。本番自動化の最終手段
- 推奨構成は「VS Code拡張+統合ターミナルでCLIを呼び出す両取り」。DesktopはRoutineが必要なときに追加する
- チーム展開時はBypass permissionsの制限・Skillsの共有・Hooksの標準設定の三本柱で属人化を防ぐ
最初から完璧な体制を作ろうとする必要はありません。まずVS Code拡張をインストールして、日常のコードレビュー1件からClaude Codeを試してみることが最速の習熟路線です。
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